
常に目標を設定し、実現へ向けて邁進!
自らの学びのなかから
新しい興味が生まれる
大学の学部を決めるとき、片山さんは「意識的に学ぼうとしなければ、一生接することがないだろう」と考え、今まで学んだことのない法学を選択。六法全書を片手に受けた授業は難解だったが、教えてもらうのではなく〝自ら考え、学ぶ〞という大学での勉強のあり方を実感したそう。そして法学部での学びが現在の仕事である住宅関連業界を目指す契機となる。
「2年次の授業で宅地建物取引士という職業を知り、自分で調べてみたところ興味が出てきました。3年次に何の勉強もせずに取りあえず資格試験を受けてみたけれど、まず問題文がまったく理解できない。それが逆に闘争心に火をつけることになり『いつか、絶対に受かってやる!』と思うようになりました」。
将来に希望を持てる
組織づくりが次の目標
自分の力を活かし、成長するには優良な中小企業を…と探して出会ったのが今の会社だった。「決めたら必ずやる!」をモットーに日々努力を重ね、その甲斐あって宅地建物取引士の試験にも合格。「早く一人前になりたくて、終業後も会社に残って勉強していたことを思い出します。『一日1個分からないことを解決していけば、1年で365個成長できる』と考えて努力してきました」。その努力が実り、27歳の若さで店長に抜擢。人を導くことの難しさに苦悩を抱えたこともあったが、現在では店の業績も順調に成長し続けている。今年4月には執行役員に就任し、今後は会社全体の運営にも関わっていくことに。40歳になる前に目指す形をつくりたいという、片山さんの将来が期待される。
後輩へのアドバイス
社会に出てみると、多種多様な仕事があることに気づかされます。明確な夢や希望を持つことは簡単ではありませんが、自分の可能性や選択肢を最大化するためにも見聞を重ねて視野を広げ、人間的魅力を磨きながら学生生活を充実させてほしいと思います。
株式会社 セイコー不動産
新居浜店 店長 執行役員
片山 真一郎さん KATAYAMA Shinichiro
平成16(2004)年3月 法学部法学科卒業
この記事は松山大学学園報「CREATION」NO.199でご覧いただけます。
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