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2020年01月06日

大学時代の思い出や日常が創作の糧に

たくさんのことを吸収してきた大学時代

西予市野村町出身で、双子の妹と3歳年下の弟のいる山森さんは、進学・就職ともに県内希望だったこともあり、松山大学に進学。松山市内の高校へ同時に進学する弟と同居しながらの大学生活が始まる。「見渡す限り山に囲まれ、店は1軒もなく自動販売機は1台しかなかったという田舎から松山に出てくると、生き生きと輝いている大学生がいっぱいでワクワクしました」と山森さん。大学の授業は選択肢もたくさんあり、何もかもが眩しく感じられたという。「法律を勉強しているって何となくカッコいい、と法学部に入ったのですが、芸術系や社会学系の授業も面白くて。いろいろなことを積極的に吸収しながら過ごしてきた大学時代でした」と語る。

経験から紡ぎ出された物語に共感が生まれる

卒業後は地元の鉄道会社に就職し、結婚を機に横浜へ移住。漫画家としてデビューしていた妹の影響もあり、昔から絵を描くことが好きだった山森さんも、面白いと思った日々の出来事や家族ネタの漫画をSNSに投稿し始めた。するとあっという間にフォロワーが増え、特にごはんネタの反響が大きく、宝島社の編集者から「出版してみないか」と話を持ちかけられ、『いつだってごはんのこと。』を出版。現在は松山へUターンし、主婦業のかたわら創作活動を続けている。「大学に入ってから日記を書き始め、弟の母親代わりをしていた生活は格好のネタになっています。愛媛のおいしいものをこれからも紹介していって、『愛媛の〝食〞と言ったら山森さんよね』って言われるようになりたいです」。次に出版される山森さんの新作が待ち遠しい。

後輩へのアドバイス

“斜に構えないこと”。学生時代の素晴らしいところは、大学はいろんな人に出会え、いろんな物事や考え方を吸収できることです。そうやって過ごすうち、自ずとやりたいことが見えてきて、就職活動や仕事への意欲にもつながると思います。

 

漫画家・イラストレーター
 山森 めぐみ さん YAMAMORI Megumi

 平成18(2006)年3月 法学部法学科卒

 



この記事は松山大学学園報「CREATION」NO.203でご覧いただけます。

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