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2020年11月04日

個体に遺伝子を持たせ、集団内でどんな群れを形成していくのかシミュレーションする

困難な状況下における〝裏切り〞と〝協力〞関係

私の専攻は理論経済学ですが、研究としては遺伝的アルゴリズムを用いた「囚人のジレンマゲーム」のシミュレーションを行っています。行動経済学の大前提に〝人間は合理的に動く〞というのがあって、合理的に動くと殺伐とした世界になるというのが理論的に明らかにされていますが、そこまで人間は合理的に行動しない場合もあります。
 「囚人のジレンマ」というゲームには、お互いが協力するとうまくいくのは明らかなのに、協力しなければ自分だけが得をという状況において、〝相手が協力している間は協力するが、協力してくれないなら協力しない〞や、最初から〝裏切られたくないので、相手を信用しない〞などの解があります。一例としてアメリカとソ連の核競争もそれでうまく説明できます。一方が核兵器の開発を進めるから、他方もそれに対抗して開発する。お互いに止めた方がいいのはわかっているけれど、自分が止めたときに相手から攻撃されたらひどい目に遭う。だから核兵器がなくならない。
 しかし〝1回だけやるから、そういう解になるのであって、繰り返し行ったらどうなるのか〞などの意見が出てきて、〝最初は協力するけれど、次は裏切ったら?〞など、いろいろな戦略を考えるようになってきました。

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