難関突破!司法試験合格
「質問に正面から答える」という教えそれが合格への道筋となりました ー田房
今村 実際、勉強会は2人にとって役に立ちましたか?
駒居 もちろん、役立つ以上に目標達成への道筋となりました。今村先生は「こんな事例のとき、どう考えますか?」といった形で、常に主体的に勉強できるよう指導してくださっていましたよね。先生にお会いしていなければ、法科大学院には未修者コース・既修者コースがあるとか、未修者コースの試験は小論文だけとか、そもそも法科大学院の存在すら知らなかったと思います。私たちの頃には法科大学院入学のための適性試験もあったので(※1)、それにも合格しなければならない。「ならば、こういう勉強をしましょう」と提案してくださったのが今村先生でした。「こうすれば法科大学院に進学できて、司法試験を目指せる」という道筋をはっきりさせたことがモチベーションになりました。
田房 私も今村先生には本当に感謝しています。とても役に立ったのが「質問に正面から答える」という教え。たとえ間違っていたとしても、「答えようとする姿勢」を示そうと意識するようになりました。とにかく私は「挑戦する限りは合格する」の一念。そんな気持ちになれたのは、勉強会に参加して先輩方と交流したり、先生に道筋を示していただいたりしたおかげです。
今村 2人はタイプこそ違うけれど、とても優秀な学生でしたよ。駒居君はするべきことが分かるととても整然と、淡々とこなしていく。答案はとてもすっきりとした文章で、どんなに難解なテーマの問題でも分かりやすい内容でしたね。田房君は最初から勉強のやる気モードが素晴らしく、誰よりも集中力が高くて真面目。何かをやろうとすると、この段階ではコレをして、次はアレをして…と逆算して考えることができるし、それを遂行するために自分を律する能力も高い。私は早い段階から2人とも受かるだろうと思っていました。
田房 私、自分では集中力が高くない方だと思っていました(笑)。むしろ環境が重要で、勉強する環境が整っていれば誰でも集中できると思います。先生にそうおっしゃっていただけてうれしいです。
駒居 私は高校まで自力で勉強したことはなかったのですが、今村先生と勉強会の出会いが大きかったと思います。
※1…結果を資料として用いることを予定する法科大学院が少ない、法科大学院の受験に弊害になっている等の理由から、現在は実施されていない。