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2023年04月28日

家庭における省エネ政策は本当に有効なのか、省エネ行動を継続させるためにはどうするか

時短や省エネ行動の本質を検証・追及

現在取り組んでいるのは「時間リバウンド効果の理論・実証研究」と、将来世代との接触による「省エネ行動促進政策の検討」です。まず、多くの人は、省エネエアコンに買い替えると、電力消費が減ると予想すると思います。でも「省エネエアコンだからもっと使っても大丈夫だろう」と使い過ぎてしまい、電気使用量がかえって増えてしまう可能性があります。この現象を“リバウンド効果”と呼びます。その上で「時間リバウンド効果」とは、“時短目的で開発された製品やサービスなのに、それらを利用することで逆にエネルギー消費量が増加”する可能性がある考え方のことです。例えば、食洗機を利用することで、手で洗っていた時間が節約されますが、その節約時間が掃除や洗濯、テレビ視聴、ゲームなどに使われると、エネルギー消費が増えてしまう可能性があります。
 しかし「時間リバウンド効果」が実在するのか、その影響はどの程度なのか検証したデータが今まで存在していませんでした。温暖化対策やエネルギー対策としての「省エネ行動促進政策の検討」は、今まさに社会に必要とされていることです。

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