FOREFRONT
マツダイ最前線

藤井 孝哉 講師
持続可能な地域へとつくり変える契機
地域再生は現代日本に共通する緊急の問題であり、小土地所有・小経営を維持しながら、その協働や連携による「地域再生プラットフォーム」を構築することは、地域再生と持続可能な地域へとつくり変える変革のきっかけともなりうると考えています。特に四国は良い意味で都会とのタイムラグがあります。例えば、零細な酒蔵が残っていて、地元の原料と労働力を用いながら少量生産を続けているところがあります。これは小土地所者・小経営者同士の協働や連携の可能性を秘めた例であるといえ
るでしょう。
21世紀的問題である人口減少を前提とした、持続可能な地域経済・社会の制度設計である「地域プラットフォーム」論を提示することは、地域再生に対するインパクトになると考えています。
日本の地域再生論にとどまらず、台湾や中国の都市と農村の地域経済社会にも関心を持っているという。地域再生プラットフォーム論と同時並行で、酒造業の調査および論文執筆も進行中だ。
この記事は松山大学学園報「CREATION」NO.223でご覧いただけます。
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