
目標を掲げてひたすらにキャリアアップ
とにかく貪欲に新しいことに挑戦
地元松山での進学を考えていた中で、松山大学のオープンキャンパスに参加。キャンパスの垢抜けた雰囲気や、学生もお洒落な感じだったことなどに惹かれて入学した安野さん。1・2年次生の間は自由な時間を遊びやアルバイトに使い、3年次からは就職に向けて本気で勉強するという計画を最初に立てたそう。「〝これまでに経験したことのない体験をしたい〞を原動力に、アルバイトでお金を貯めてはいろんなところに旅行しました。友人と美食倶楽部という会をつくり、回らないお寿司や会席料理、鉄板焼きなどを食べに行ったり、高速道路を使わず一般道で東京までドライブしたりといろいろ企画し、学内でかなり目立った存在ではありました」と当時を振り返る。
目標はいつも明確に
さらなる高みを目指す
マスコミ業界へ就職を希望して猛勉強したが、何十社も受けた入社試験はことごとく不合格。最終的に広告系の会社に内定をいただいたが、事情により入社を辞退。その後は雑誌編集やデザイン、Web系などの会社へ転職しながらキャリアアップを図り、そのなかで培われた縁から現在の会社の立ち上げに関わった。今は取締役役員として、ゲームの制作や海外でのスタジオ管理などを行っている。
「自分たちの世代は就職氷河期で、『自分でなんとかしなきゃ』と強いハングリー精神でいろいろなことを乗り越えてきました。今はプレイヤーとしては一歩引き、部下を一人前の社会人にする方法を時間を作って考えています」。今期の目標は上海支社の開設と、アニメーションのスタジオをつくることだという。安野さんの活躍が今後も期待される。
後輩へのアドバイス
松山大学は地元の学生が多く、なかなか外に目を向けている学生は少ないかと思います。
これからは国内の競争だけでなく世界的な競争が必要となってきます。20代の内に個の力
をしっかり磨いておけば、30代にはその差がはっきり出てくると思います。
株式会社 オートクチュール
取締役副社長
安野 雅也さん YASUNO Masaya
平成15(2003)年3月 人文学部社会学科卒業
この記事は松山大学学園報「CREATION」NO.202でご覧いただけます。
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