
難関突破!司法試験合格
松大で得られた学びの基礎力と目標への導き。そして夢の実現へ
本学法学部法学科卒業生であり、今村暢好ゼミに所属していた駒居卓朗さんと田房教平さんが令和2年度の司法試験において見事合格された。
法曹を目指したきっかけは何か、難関突破に向けて在学中にどのような学びを身につけたのか。
2人と、指導にあたった今村准教授にお話を伺った。
サッカー少年だったけれど挫折…松大で法学に目覚め、司法試験挑戦へ ー駒居

駒居 卓朗さん
今村 司法試験合格おめでとうございます! 2人の顔を見ると、研究室で勉強していた頃を思い出します。
駒居・田房 ありがとうございます。私たちも久しぶりに松大に来たら、初心に戻れて気が引き締まります。
今村 成長したお2人に改めて伺いたいのですが、司法試験を受けようと思ったきっかけは何だったのですか?
田房 私は法曹界で働いている姉の存在です。私が大学を受験する頃、姉は法科大学院生として勉強しており、その先に司法試験があることも認知していたので、姉に憧れて松大法学部に進学しました。当時から司法試験に挑戦してみたいという気持ちは持っていたものの、なんとなく「自分には無理かな」とも思っていました。そこで今村先生の研究室へ相談に行ってみたら、法科大学院進学のための勉強会を開いていることを知り、司法試験の受験が身近にあることを感じて決心しました。
駒居 私は小学校から高校までずっとサッカーをやってきて、漠然とプロを目指していたけれど、残念ながら挫折。これから先どうしようかとなったとき、とりあえず進学しようと松大を受験しました。法学部を選んだのは「かっこいいから」というくらいで、特に理由はなかったです(笑)。司法試験を受けようと決めたのは、今村ゼミに入ってから。勉強会に参加させてもらって、法科大学院や司法試験のことなどを全部教えていただきました。
今村 駒居君は、司法試験合格者を松大に招いて講演いただいたときも、講師の方と熱心に話していましたよね。
駒居 「法科大学院ってどんなところ?」とか、まったく素人の質問でした。先生こそ、なぜ勉強会を開くようになったのですか?
今村 始まりは、司法試験を目指す学生さんから「勉強したい」と持ちかけられたこと。駒居君が一期生で、現在も複数人が参加して続いています。でも当時は大それた勉強会ではなく、普通に話をするなかで「この問題はやっておいた方がいい」「この判例にはこんなのがあるよね」という感じですね。