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経営学部経営学科

あいさつ

経営学部にようこそ

もうすぐ100周年を迎える松山大学は、1923(大正12)年に松山高等商業学校として誕生しました。そして、松山商科大学へと昇格したのち、1962(昭和37)年にそれまでの商経学部を発展的に解消して経営学部が設置されました。爾来、経営学部は、本学の創立以来の伝統を受け継ぐ中核的学部の一つとして現在に至っています。
 「経営学」とは何を学ぶ学問ですか、とよく問われます。辞書には「企業活動の原理や構造、またその合理的な管理方法などを研究する学問」である、と一般的に説明されていますが、私たちが学ぶ実際の経営学は単にこのような一般的な意味で捉えられるものではなく、自然科学・人文科学・社会科学の垣根を超えて、はるかに幅広い領域にまたがる非常に奥行きの深い学問であると言えます。皆さんは、入学後の学びの中でその広がりを発見していくことになるでしょう。
 松山大学経営学部においては、4つの学びの領域(コース)を用意しています。それらは「経営」・「情報」・「会計」・「流通」ですが、皆さんは、2年生への進級時に自己の関心に基づいてこの中から1つのコースを選択することになります。経営コースにおいては「企業の戦略・組織・財務・統治」を、情報コースにおいては現代の企業経営に不可欠な「IT(情報技術)またはICT(情報通信技術)」を、会計コースにおいては「事業活動における財務成果の把握・管理」を、そして流通コースにおいては「商品の流れ、事業活動と顧客・市場との関係」をコア(核)として学んでいくことになります。そしてその学びは、卒業までの3年間を通じて少人数で開かれる「演習(ゼミ)」を中心として行われます。教員や仲間との交流によって、このゼミでの学びが皆さんの学生生活の中心となるでしょう。
 経営学部がこのようなカリキュラムを編成して教育を行うことには、入学した皆さんに将来、社会の各分野で活躍する有為な人材となって社会の発展に広く貢献してもらいたいという思いが込められています。本学の校訓「三実」(「真実」「実用」「忠実」)の「真実」は問題発見能力、「実用」は問題解決能力、「忠実」はコミュニケーション能力に対応します。
 現代社会には様々な問題が山積しています。新型コロナウィルスの世界的蔓延に対しては、今まさに人類の英知の結集が求められており、また地球的規模で広がる環境問題も人類がその存続をかけて一丸となって対応すべき喫緊の課題です。
 これからの時代はおそらく、安定と成長の時代ではなく、テクノロジーの進展がもたらすグローバルな社会経済的変化の時代、そしてその変化を読み解いて迅速に対応することが求められるチャレンジングな時代となるでしょう。変化に富むということは、その分チャンスも十分にあるということです。
 このような時代を生きるためには、個々人がそれぞれの場で他者と良好な関係を築いて協働し、それぞれの問題を認識・発見し、それらを解決していくことが求められます。まさに「三実」が求められるということになります。
 松山大学経営学部では、皆さんの将来を考え、中四国私大で最大規模を誇る図書館や情報ネットワーク環境を設置し、キャリアマインドの育成、部活動・サークル活動にも力を入れ、留学プログラムや産学連携プロジェクトなども整備して、学生の皆さんにとって最適な学びの場を用意しています。皆さんには、そのような学びの環境を存分に活用していただき、将来、社会の発展に貢献できる人材となっていただきたいと考えています。私たち経営学部の教員は、そのような皆さんを全力でサポートします。

経営学部長 中村 雅人

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